焼きたらこの不思議体験3

中学の遠足のはなし。
時系列で書こうと思っていたが、この話を忘れていた、すみません。

割と仲の良い同級生があるとき病気で学校を休んだ。
思ったよりも悪かったみたいで、1週間休んだ。
しかし、その後も学校に来なかった。
担任が確認すると、1週間休み続けたことで学校に来づらくなってたらしい。
その彼が休んでいた間の出来事。

遠足に行った、場所は忘れた。
行きのバスの中で身を乗り出し、後ろ席の友達とラムネを食べながら話をしてたとき、なぜだか我輩は真ん中通路を挟んで反対側の座席を見た。

その座席にはだれも座っていないはず、
が、いたのだ、休んでいるはずの彼が。
その姿はおぼろげだったけど、我輩ははっきりと彼を認識した。
席に座って両足を前に伸ばし、左手を口元に置いて窓の外を眺めていた。
この話は、かなーり前のことだけど、今でもその姿を思い浮かべることが出来る。

その後、横の友達と話し始めてから再びチラっと彼の方を向いたら、もういなかった。

別に怖くはなかった。
急に彼の具合が悪くなって… なども思わなかったし、
多分遠足に来たかったんだろうな。

後日、彼は学校に出てきた。
朝礼のときに皆の前で、今まで休んでいたことへの詫びを述べた。
別に彼は悪くないが、自分なりのけじめなのだろう。

【念のため】
焼きたらこの不思議体験は、全て実体験です。
昔の体験談の場合、ラムネ等の小道具はあやふやですが、話の筋はホントです。
竹刀はホントに竹刀です。

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