我輩が小学校2年生のときの出来事。
辺りが薄暗くなってきた夕方5時ごろ、一人で留守番をしながら宿題をしていた。
トイレに行きたくなったので、2階から階段を降りた正面にあるトイレに行きおしっこを済ませ、タンクから出る水で手を洗ってから出た。
そのとき何かを感じたのだろうか、我輩は階段の2階部分を見た。
いた、そこにいたのだ、黒い影が。
今まさに2階から降りてこようとしていた。
親父は仕事、お袋は夕飯の買い物、兄は2人とも学校で、自宅にいたのは自分ひとり。
結構ビビったけど叫ぶわけでもなく、しかし怖いので速足で表に出てお袋の帰りを待ってた。
これが我が人生初の不思議体験だった。
なお、後日談はないです。